2005/8/13(土)  晴れ

高校の頃からかれこれ25年の付き合いになる友人Hがいる。彼の息子Kくんと一緒に行く年に一度の採集も、今年でもう4回目だ。初めの2回はカブトムシで十分に満足してもらえたが、毎年カブトばかりでは少々気が退ける。昨年は時期を7月の中旬に早めてクワガタを狙い、なんとかヒラタ3頭を見ることが出来た。さてさて今年はどうしよう。。。そうだ!ミヤマを採りに行こう(^O^)/
とは云うものの、なかなか都合がつかないうちにもうシーズンも終盤だ。良い結果が得られるといいのだが。。。

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前日から天候がすぐれず、雨が心配されたが何とか大丈夫そうだ。夕方2人を迎えに行き、目的地に車を向けた。

埼玉ポイント

お盆休み初日となる土曜日だったが、特に渋滞もなく順調に目的地周辺に到着することができた。時間も早いことだしまずは、採集しやすい場所でカブトムシでも見つけよう。
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早速ペンライトを手にしてメクレの下を覗き込むKくん。 まだ時間が早いせいか、コクワしか見ることが出来ない。。。

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脚立に上る様子もサマになっている。 見よ、この真剣な眼差しを。
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視線の先には立派なカブトムシ。父さんと何を話しているのだろう?

昨年、ミヤマ♂の死骸を見つけた場所に移動してみることにした。あまりミヤマが濃い場所と云う実感はないが、どうだろう?
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いつも見慣れたアブラゼミに、 何度見ても慣れないトビズムカデ (しかも現在ゴキブリを捕食中 (^_^;) ) 
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樹液の臭いがプンプン漂うクヌギには、無数のカブト。ミヤマはもとより、Kくんの好きだというノコさえ見ることが出来ないのは、やはり時期が遅かったせいだろうか。ただ、盛夏になるとノコを昼間見かけることが多い気がする。カブトムシが樹液を占拠する夜間を避けて時間的な住み分けをしているのかも知れない。
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ふと、Kくんが声を上げた。見ると体長80mm近くありそうな、赤味を帯びた大きなカブトだ。「デカイねぇ」と云いかけて、よく見ると彼が驚いたのがその大きさではないことが解った。なんとツノ曲がり。頭角が途中から大きく歪曲している。蛹室が狭いなどの理由で正常に蛹化出来なかったのだろう。
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ノコギリカミキリ。ミヤマカミキリほどではないが雑木林の常連さんだ。 樹液の出ている樹がいくらでもあるのに、トラップが散見された。せめて回収はして欲しいものだ。

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何ヶ所か回ってみるが、いずれもカブトとコクワのみ。面目ないなぁ。。。ちなみに、左の写真に写っているあまりにありきたりの蛾はキシタバ。光を当てると羽を開いて黄色い模様のある後翅を見せる。どうやら威嚇行動のようだ。そんな威嚇より、ライトに向かって飛びつく方が、こっちはよっぽどビビらされるのに(^_^;)

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最後に向かったのは、ヤマトさんのオフ会でも行った渓流沿いのボコボコクヌギポイント。
一応ミヤマのポイントなのだが、同じような光景ばかりが続く。
あまり好きになれないヘビトンボ。羽が乳白色なのは羽化後間もないせいか?幼虫は渓流の石の下に潜む「孫太郎虫」。古くから強精の民間薬として珍重されたと云うが。。。(^_^;)
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ここで一組の親子連れに出会った。今は川口市に住むが、この付近で生まれ育ったことから2人のお子さんを連れて採集に来たと云う。しばし同行し、何頭かのカブトムシを採集することが出来た。
Kくんは、もうすっかり余裕。カブトを採る手元を照らしてあげたり、コクワが好きだと云う彼らに飼育ケースの中から大き目のを選って分けて上げていた。素直で優しくて利発な、とても子供らしい良い子だ(^^)
気が付けばもう11時を回っている。目的のミヤマを求めて他のポイントも回りたいところだが、断念することにしよう。先日の那須でもそうだったが、どうも今年はミヤマと縁がない。まぁ今年は時期が遅かったと云うことで納得してもらおう。。。(^_^;)

ところで、この友人Hとは若い頃から旅行に行ったり草野球のチームを組んだり、テニスをしたり(注:俺はテニスのような上品なスポーツはことのほか下手だ)、○○○したりと(^^ゞ 色々と遊んできた。でも正直云って、彼が首にタオルを巻いて真夜中の雑木林を徘徊する姿なんて想像したこともない。俺と同じように(^^ゞ 彼も都会派なのだと思っていた。 子供が生まれて変わったのか?でも話を良く聞くと、やはりHも子供の頃はタマムシを捕まえるなど昆虫との触れ合いの中で育ってきたと云う。元々そういった下地はあったのだろう。いつかKくんがパパになったときに、こうして子供と虫捕りをしてくれるようになるといいなぁ、なんて考えた。

帰路ラーメンを食べて、自宅に送り届けたのが1時近く。Kくんお疲れさま。また来年も行こうね。それまでにもう少しポイントを見つけておくからね〜(^^ゞ

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