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樹高20m超、ほぼ最大サイズと思われるクヌギの巨木。枝分れが細かく樹全体に葉叢が広がるコナラとは異なり、クヌギはいくつかの葉の房を寄せ集めたように生えるため、樹の向こう側の空が透かして見える。
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拡大すると長い葉が垂れるように生えるのが見えてくる。写真中央下に枝の根元と向こう側の空が透けている。枝先に大きな葉の房を集めるように葉を繁らせるクヌギの特徴のひとつと云えるだろう。
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更に拡大すると散切り髪のようにバサバサとした葉の様子がよくわかる。 |
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2本の樹冠のうち、左がクヌギ、右は針葉樹(ヒノキの仲間?)。クヌギの葉叢の「疎らな感じ」と「大きな葉」の2つの特徴が良くわかる。 |
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竹やぶの向こう側、とても遠くだが樹冠のバラけた感じの怪しい2箇所をクローズアップすると。。。 |
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まさしくクヌギ。クヌギの葉自体は濃緑色だが、硬く光沢があるために光を反射して白っぽく見える部分がある。ひとつにはこれがバサバサごわごわした印象を与えるのかも知れない。 |
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右側の怪しい箇所もクヌギだった。樹冠部分で葉が垂れたように見えるのがお分かりだろう。 |
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うねるように曲がったクヌギらしい枝ぶりだ。こういったシチュエーションに生えるのはクリの樹も多いが、クリの枝はもっと直線的になる。 |
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ススキの穂がたれ、周囲の樹が褐色に色づく11月の中旬。クヌギは未だ緑色を保っている。黄〜赤褐色に紅葉した後も葉を散らさずに樹冠にとどめることが多く、秋から晩秋にかけては盛夏よりもクヌギを見分け易い。来夏への準備を怠りなく。
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思っていたよりも簡単に見分けられそうな気がしてきましたか?いえいえ、実は他の樹にも勢いのある盛夏の見分けはそれほど簡単ではありません。こればかりは実際の風景をその目で何度も繰り返し注視する以外に上達の方法はありません。お互い頑張りましょう。
くれぐれも、運転中の脇見は絶対になさいませんように! |